オーダーメイド教育という考え方

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今、エッセイ課題のために、遺伝子と教育についての論文を読んでいる。

医学では、tailor-made medicine(オーダーメイド医療)といい、個々人の遺伝子的な違いから、その人にあった最適な治療を行うことの必要性が言われるようになった。

(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/オーダメイド医療

その考えに基づき、近年は教育においても、遺伝的違いに基づき、一人一人の生徒にあった教育を提供することの大切さが主張されている。

これを、tailor-made education(オーダーメイド教育)と呼ぶ。

 

以前、とあるセミナーに出席した時に、学校の先生が、生徒の成績を伸ばすのにもっとも有効なのは、個別に補習や授業をすることだと言っていたことが思い出される。

大勢のレベルの異なる生徒を対象にする一斉授業では、どうしても100%全員に最適な教育を提供するのは難しい。

一方、一人一人にあわせて授業内容を準備するのは、現場では現実的に不可能だろう。

遺伝学的な知見の発展を待つのもそうだが、実際いかにして生徒一人一人にあった教育を実現するのかが課題なのだろう。

それでも、tailor-made educationの考え方は、魅力的である。

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