現在、イギリスの大学院にオンラインで留学をしておよそ4ヶ月になる。
僕は前職を辞めてこの挑戦をしようと思い立った。
当然、決意までには相当のエネルギーが必要だった。
自分で一生懸命考えたし、ネットに転がっている様々なHPや体験談を読んだりした。
では4ヶ月経った今、実際何が良かったのだろう?
それを簡単にまとめてみたいと思う。
①英語力を向上できる
これは当たり前かもしれないが、大切なことだと思う。
日本で生活し、日常的に英語を使うような仕事や環境に所属していない以上、英語を使う時間というのは1日のうちで限られている。
一説によれば、1万時間の法則というのがあって、時間をかけることで大抵のことはとても上手になるということだ。
海外の大学院(あるいは大学)に所属し、積極的にその与えられた場に関わっていくことで、当然英語力は伸びると思う。
(教授や他の生徒は、英語という点で手加減してくれることはない、ということも良い意味で捉えると助かるのだ・・・)
論文を読めばReading力がつく。Pre-recorded videoを見たり、interactive sessionsに参加すればListening力がつく。
課題のessay writingやprofessorとのメールのやり取り、生徒間でSNSのやり取りをやればWriting力がつくし、授業へのactive engagementをすればSpeaking力がつく。
そして英語に不自由がなくなれば、できることの幅が広がる。
より多くの人たちとのコミュニケーションが容易になるし、そうすると得られる情報量が変わる(個人的にはこれが一番大事だと思っている)。
②世界の大きさを知る・新しい考え方を知る
世界は広い。日本で暮らしていると、みんな同じような生活をしていて、比較的同じような考えを持っている人たちと日々関わることになる。
でも地球は大きくて、場所の制約や時差を乗り越えて、一斉に同じ場所にオンライン上で集う人たちがいる。
彼らは考え方も違うし、たまに日本の常識では測れないこともある。
基本的にみんな英語は「ペラペラ」で、それぞれに自分の主張がある。
自分と異なるマインドセットで生きている人もいれば、人によって多種多様の仕事をしていて、結婚して子供がいる人もいたり背景もバラバラで、年齢も様々だったりする。
いい意味で、世界は広いなと思う。
③世界の最先端の知に触れる
現在コロナウイルスのせいで、イギリスでもロックダウンが行われており、授業は基本的にオンラインで行われ、大学も閉鎖されている状況だ。
だからこそ、たとえばオンラインセミナーに出席すれば、国籍の垣根を超えて、たとえばアメリカや欧州の著名な大学のprofessor達が一堂に会するというミラクルも起こる。
研究成果は2020年、2021年最新のもので、まさに最先端の知に触れることが可能な環境が与えられている。
それってすごいことだな、とふとした瞬間に思うのだ。
日々大変だけど、僕はこの決断をして本当に良かったなと思っている。
でも、決意というものは難しい。それについてはまた別の記事で。