大学院入学以前は、論文の探し方なんてあまり考えていなかった。
今では前のエントリーで書いた通り、iPadで論文を読む生活がなじんでいる。
現在コロナウイルスが大流行しているが、テレビや各種メディアの報道よりも、やっぱり記事の大元となっている学術論文を読むことで、より正確な知見を得られるのではないかと思っている。(と言っておきながら、専攻は心理・教育系なので、コロナについては調べたことがない・・・)
ちなみに、学術論文として最も信頼性が高いものの一つは、複数の論文の結果を統合し統計分析しているメタアナリシスという種類の論文だ。
学術世界では、「1日あたり数杯のコーヒーは身体に良い」「1日数杯以上のコーヒーは身体に悪い」など、様々な意見・相反する意見が論文ごとに提示されるから、一つの論文の主張をうのみにするのではなく、複数の論文を比較して、自分でも考えることが大切だろうと思う。
「真理」にたどりつくことは、なかなか難しいのだ。
話が完全に脱線してしまった。
論文を探す時に気をつけたいのは、論文ならなんでもいいわけではない、ということだ!
大切なのはその論文が権威あるジャーナルに載っているか、そしてpeer reviewと呼ばれる論文の査読がきちんと行われているか、と言われる。
そして、インパクトファクターという指標から、その論文がどれだけ影響力があるかということを考えることも大切だそうだ。
とはいえ僕は全ては考えきれていない・・・。
まだ研究に足を突っ込んだレベルなので、どうしているかというと、とりあえず引用数にだけ気をつけている。
単純に引用数が多ければ、それだけ影響力があり有名な論文ということになる。
Google Scholarで論文を検索すると、その論文の引用数が出てくる。
引用数50ならまあまあ、100を越えれば多い、ということらしい。
あとは所属している大学の電子図書館から、実際の論文にアクセスする。
分かりやすくて勉強になる論文もあれば、なんだかよくわからない論文もある。
それでも知を得るひとつの手段として、英語論文を読むプロセスには慣れておきたいと思う。
また更新します。