我が家は犬を飼っている。
頭を撫でながら、ふと、あとどのくらい一緒にいられるのだろうと思った。
ネットで調べたところ、犬の寿命は、小型犬の方が長生きで、大型になるほど比較的短命になるそうだ。
うちの犬は小型犬なので、およそ14年が平均らしい。
だいたい今12歳くらいなので、平均的に見積もればあと2、3年なのかもしれない。
僕自身、この12年でずいぶん変わったが、犬はもっと変わったのだろう。
日本人の平均寿命がおおざっぱに84歳だとすると、84÷14で、人間の1年分が犬の6年分になる。
とすると、人間の1日は、犬にとっての6日なんだな。
認知心理学でよく話題となる、ルビンの壺や、若い女性と老婆の絵を思い出す。(リンクはwikipedia)
人間の認知の仕方によって、一つの絵でも、二通りの見え方がある、というものだ。
前の記事にも書いたが、人は脳や心の生き物で、同じものを見ているようで、実は全員が同じものを見ている保証なんてない。
同じ世界に生きているようで、経験に裏打ちされた独自のperspectiveを一人一人が持っていると考えるのが妥当だろう。
これは人だけに限らず、犬だってそうなのかもなと思った。
1日一緒にいたら、6日間の時間が犬には流れている・・・。
大切にしてあげたい。